うつ伏せが苦手でもマッサージは受けられる?「横向き対応」の確かめ方

マッサージを受けたいけれど、ベッドにうつ伏せになるのが苦手。顔を伏せるのが落ち着かない人もいれば、同じ姿勢を続けたくない人もいます。「横向きでも受けられる」と聞けば、そういう店を選びたくなるでしょう。

ただ、コースの途中に横向きの施術があることと、うつ伏せを避けて受けられることは別です。横向きを取り入れたコースでも、最初はうつ伏せで始まる場合があります。予約前には「横向きもありますか」だけでなく、「うつ伏せなしで、希望する内容を受けられますか」と確かめるのがポイントです。

「横向き」と書かれたコースが、ずっと横向きとは限らない

ラフィネグループは、2022年5月30日付の公式案内で、一部店舗の「横向きボディケア70分コース」を紹介しています。うつ伏せが苦手な方などに向けたコースですが、70分すべてを横向きで行うという説明ではなく、体勢を変えながら施術する旨が明記されています。

同じ案内には、対応するセラピストが在籍する一部店舗での実施であり、在籍・資格取得状況によって実施店舗が変わることも書かれています。「系列店ならどこでも」「空き枠があれば誰が担当しても」とは考えず、利用したい店舗と日時で相談する必要があります。過去のお知らせに載っている店舗が、現在も受け付けているかまで確認してください。

この例から分かるのは、コース名だけでは、取る姿勢の全部も、当日の対応可否も判断できないということです。

時間の長さで、施術中の姿勢が変わる例もある

Re.Ra.Kuゆめが丘ソラトス店の2025年8月17日付の公式ショップニュースでは、リラク系ボディケアの30分コースをうつ伏せ、60分・90分コースをうつ伏せ・横向き・仰向けの体勢で行うものとして紹介しています。

これは「長いコースなら、うつ伏せを省ける」という意味ではありません。複数の姿勢で行うコースに、うつ伏せも含まれている例です。また、短いコースのほうが姿勢を変えずに済むとは限らないことも分かります。

うつ伏せを避けたい場合は、予約する分数を先に決めるよりも、希望する姿勢で対応できる内容と、必要な時間を店に聞いてから選ぶほうが、行き違いを減らせます。上記は特定店舗の案内であり、他店のコース構成にも共通するものではありません。

苦手なのは、顔当てか、うつ伏せそのものか

店へ伝える前に、自分が避けたいことを短く言葉にしてみてください。原因を医学的に説明する必要はありません。「うつ伏せが苦手です」のあとに、次のような具体的な希望があると、店も対応できるかを判断しやすくなります。

  • 顔当てに顔を伏せるのが苦手なので、使う備品と顔の位置を先に知りたい。
  • うつ伏せは最初から避けて、横向きや仰向けで受けたい。
  • 同じ姿勢を長く続けず、途中で体勢を変えたい。

顔当ての形を変える相談と、うつ伏せをなくす相談では、店側に求める対応が違います。枕やタオルを調整できるとしても、希望するコースのうつ伏せ部分まで省けるとは限りません。

逆に、自分で「枕を高くすれば受けられるはず」と対処法まで決めていく必要もありません。難しい姿勢と希望を伝え、備品やコースの組み方は担当者と相談しましょう。まだ分からないことを、予約のために「大丈夫です」と言い切らないことも大切です。

姿勢を変えるときは、施術する場所と料金も確かめる

横向きや仰向けへの変更に対応してもらえる場合は、それで希望する内容がどこまで受けられるかを確認します。「体勢の変更は可能です」という返答だけで、通常コースと同じ内容を、すべて別の姿勢に置き換えられるとは考えないようにしてください。

聞いておきたいのは、主に次の三点です。

  1. 施術の範囲:希望する部分を受けられるか。省く内容や、別の内容へ替える部分はあるか。
  2. 姿勢の流れ:どの姿勢で始まり、途中でどのように体勢を変えるか。うつ伏せが残るなら、避ける相談ができるか。
  3. 予約するメニュー:通常コースでよいか、専用コースや対応できる担当者の指定が必要か。時間と総額はいくらか。

対応する担当者が限られる場合は、「店舗への要望として伝わっている」だけでなく、希望日時にその条件で予約が取れているかを確かめましょう。オンライン予約の備考欄へ書き込んだだけで返答がない場合は、対応確定とは扱わず、店からの案内を待ってください。

当日は、施術が始まる前に姿勢の希望を共有する

予約時に伝えていても、担当者と会ったら「今日はうつ伏せを避ける相談をしています」とひと言添えます。ベッドへ横になる前に、予定している姿勢を確認できれば、その場で説明を受けてから判断できます。

クッションやタオルの使い方、腕や脚を置く位置など、気になる点は始める前に聞いてください。どの位置なら楽かを無理に自分で決めたり、合わない姿勢を我慢して続けたりする必要はありません。

途中でつらくなったら、「強さを弱くしてください」だけでなく、「一度止めて、姿勢を変えたいです」と伝えます。圧の強さを調整してほしいのか、姿勢そのものを変えたいのかが区別できます。痛みや息苦しさがある場合も、続けずに中止を申し出てください。

病気やけが、手術後などの事情がある場合は、横向きなら受けられると自己判断せず、店の利用条件も含めて事前に確認してください。姿勢を変えることだけで、施術を受けてよいかが決まるわけではありません。

予約時の言い方は、難しくありません。「うつ伏せを避けて受けたいです。横向きや仰向けで対応できるコースと、取れない姿勢がある場合に省く内容を教えてください」と伝えるだけでも、相談の焦点がはっきりします。

横向きの写真がある店を探すより、自分が避けたい姿勢を伝えたうえで、対応できる内容の返事をもらうこと。その順番で選べば、当日ベッドに横になってから困る場面を減らせます。

参考資料:ラフィネグループ「横向きボディケア70分コースWEB予約受付開始 ※一部店舗のみ」(2022年5月30日)、ゆめが丘ソラトス公式ショップニュース「【Re.Ra.Ku】リラク系ボデイケアの紹介!」(2025年8月17日)。2026年11月4日に公開ページを確認。過去の案内をコースの読み方の実例として紹介しており、現在の実施店舗・料金・対応可否を保証するものではありません。

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